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株式会社エフ・ピー・エスについて

FPS Inc.

日本の技術で環境にやさしい製品を提供し世界に貢献する。

音の持つ力を信じ、常に情熱をもって新しい技術に挑戦し、音空間の革新に資する。

  

 

メイドインジャパンを目指して、80年間以上スピーカーの常識とされてきたコーン型球面波スピーカーに対し、音の減衰率、指向性、到達距離、原音の忠実再生、リサイクル率など様々な機能で勝る平面波スピーカーを開発しました。

その優れた特徴が評価され日本国内や国外で、駅ホーム、学校の大教室、車室空間など様々な場所で使用され、安心・安全で快適な社会に音の利用で寄与してきました。

弊社がものづくり大賞特別賞を受賞させて頂いたことはさらなる研究開発の励みになり心より感謝するとともに、日本から世界に平面スピーカーを普及させてまいりたいと思います。

 

会社概要

社名 株式会社エフ・ピー・エス (英文社名:FPS Inc.)
所在地 本社 〒503-2213 岐阜県大垣市赤坂町2093番地
Tel: 0584-72-0180, Fax: 0584-72-0185
設立 1999年5月17日
資本金 4億1567万5000円(2019年5月現在)
従業員数 30名(役員含む)
代表取締役 堀  昌司
主要取引銀行 大垣共立銀行 赤坂支店
十六銀行 赤坂支店
横浜銀行 東京支店
みずほ銀行 日本橋支店
三井住友信託銀行 本店営業部
関連会社 FPS USA Inc. 123 Astronaut ES Onizuka Street, Suite 207 Los Angeles, CA 90012,  Tel: (213) 617-9006,  Fax: (213) 617-1252

環境への取り組み

弊社は地球環境に優しい物づくり・資源の有効活用、製造製品の回収及び再製品化システムの構築を目指しております。 弊社は「エコ・フレンドリー」の精神を基準とした商品作りにおいて薄型・小型・高効率をキーワードにより小さく、より薄く、より軽い製品の開発に取り組んできました。弊社独自の平面波MCMA技術が可能にした小型化・高効率化により今までのコーン型スピーカーでは考えられなかった省スペース・省エネ・省資源の様々なエコ効果が生み出されました。

 

 

商品の部品点数の縮小

弊社は薄型・小型・高効率をキーワードにより小さく、より
薄く、より軽い製品の開発に取り組んでおります。製造に必要な材料は一般的なコーンスピーカーに比べ各段に少ない設計となっており、炭素排出量・温室効果ガス排出量を抑えることが可能です。

 

 

主要部材点数比較
コーンスピーカー:16-17点
FPS平面スピーカー:4-6点

 

環境に配慮した材料の採取

◆ ネオジム磁石の使用

弊社では製品に使用している磁石は全てネオジム磁石使用しています。一般的なコーン型スピーカーで使われているフェライト系の磁石は、着磁を繰り返すうちに磁力が元に戻らなくなってしまう、脆くて割れやすいうえ、接着剤でくっつけてあるため剥がすそばから割れてしまうのでリサイクルは難しい。それに対してネオジムは、磁力も保磁力も強い、摂氏140℃の熱を10分間加えてやるだけで磁力を簡単に崩壊させることができる。つまり、部品単体として取り外すことができる。さらにもう一度電圧をかければ磁力は99%まで復元でき、再利用が可能です。

接着剤レス設計で有害物質削減

◆ 蒸着方式による振動膜コイルと高分子フィルムの一体化

製品のリサイクル率向上のため振動膜は高分子フィルムにボイスコイルを蒸着方式でくっつけたものを使用しています。リサイクルの際、振動膜フィルムとコイルを簡単に分離出来る事を考慮した設計になっています。

◆ スピーカー組み立てにビス使用

製品は取り外しやすいねじ止め設計になっています。ユニットから商品化された大型製品もビス使用になっています。例えば、駅に導入されているスピーカーは部材が取り外せる設計で、接着剤を使用せずビスで組立を行っています。

エネルギー変換効率

◆ 小音量でハイパワー実現

FPS平面スピーカーはスピーカーとしてエネルギー効率を最大限に高めた製品になっています。磁石、振動膜、高分子フィルム等の優れた材料に加え独自のエアーダンパー構造で電気音響変換効率が一般的なコーン型スピーカーより30%改善され、温室効果ガス排出量の削減になります。

リサイクル効率

弊社のリサイクルへの取り組みは、必要な材料が少ない、コンパクトで効率的な製品をつくる設計開発段階から始まります。磁石、振動膜の材料から接着剤レス・ハンダ不使用など分解・再利用しやすい設計を心がけ、リサイクル効率99.5%(重量比)の高さが特長です。

 

 

リサイクル率比較
コーンスピーカー:35-65%
FPS平面スピーカー:99.5

 

このビデオは、経済産業省の公式Youtubeチャンネルにて公開されている、ものづくり日本大賞受賞者紹介動画です。

事業内容

1. スピーカー事業・2. ナノファイバー事業

平面スピーカー, 音響機器の製造開発

当社FPS(株式会社エフ・ピー・エス)は自社開発のMCMAマルチセルマイクロトランスデューサー方式の平面波を発生させる薄型高音質の平面スピーカーを開発、製造、販売を行っています。

MCMA技術とは: 当社が独自に開発した最新型平面波スピーカーユニットの総称。高分子フィルム振動膜上に多数のマイクロセル(ネオジウム磁石による音響発生トランスデューサー; スピーカー)を並べることで理想的な平面波を実現。そのシャープで軽快に広がる音は繊細かつ明瞭でオーディオ愛好者から高齢者まで、幅広い層の方々に、より自然で忠実なリアルサウンドを提供いたします。

  • 薄型・軽量
  • 高音質・レアアース原材料
  • 減衰が少ない
  • 両面から音を発生
  • 指向性設計の自由度
  • 水中駆動が可能
  • 高リサイクル性
  • 音の立ち上がりが速い
  • ハウリングしない

ナノ繊維による吸音, 断熱材の開発, 製造

優れた吸音・断熱性能を誇るナノファイバー(商品名「SELAB Nano (R) セラブナノ」)の開発に成功し、ナノファイバー製造機の製造・販売を行っています。
ナノファイバーは従来から「夢の新素材」として各分野で注目され、研究が進められてきましたが、製造過程での安全性に課題があり、大量生産が困難で、高コストになってしまう問題がありました。当社独自のテクノロジーで量産化を成功させ、誰でも使用できる装置に作り上げました。当社が小型量産機を開発したことにより、多くの分野に活用・貢献できることを信じています。

  • ナノファイバー量産機の開発に成功!!
  • ナノファイバーは、革新的な商品を生み出します
  • ナノファイバーの優れた吸音及び断熱性能が注目集め、様々な用途に国内外のマーケット拡大中。例えば、
  • 農業用途
  • 医療品用途
  • 建材用途
  • アパレル用途
  • 化粧品用途
  • 自動車用途、鉄道用途

沿革

株式会社エフ・ピー・エス

1999-2017
1999

設立

1997-1998

平面スピーカーの基礎研究

平面振動基礎研究

  • 振動膜基礎研究
  • 磁力解析研究(住特金共同研究)
  • 分割振動制御技術
  • 多層薄膜エッチング技術
  • 多点駆動振動モード技術
  • 大型平面薄膜駆動技術
  • 移動式(ムービング)磁石運動技術
  • 小型デジタルIC開発技術
  • 2.1及び5.1チャンネルアンプ技術
1998-1999

研究開発

平面波の疎密波

  • 測定研究(早稲田共同研究)
  • デジタルアンプ基礎研究
  • 騒音制御基礎研究(竹中工務店研究所)
  • USBデジタル処理技術
  • 音声デジタル処理技術
  • 視覚障害者用音声誘導研究(産学連携)
  • 小型軽量化材料研究
  • リサイクル技術基礎研究(超指向性研究)
  • 小型軽量化製造技術(小型アンプ開発技術)
2000

平面スピーカーの開発・商品化

  • PC用USBスピーカシステム(F社)
  • マルチオーディオハブ(F社)
  • ヘルメットスピーカ(M社)
  • 2.1chスピーカシステム FPS200シリーズ  2.1chイルカ型スピーカシステム
  • アタッシュケース型スピーカシステム  DVDプレーヤ(MP3音楽再生入 日本初)
  • カセット型MP3プレーヤ(日本初)
  • 高齢者向けスピーカ
  • 業務用スピーカシステム PLシリーズ
2002

ウェアラブル平面スピーカーの開発

  • 5.1chスピーカシステム  Tele Speaker Mini(I社)
  • バックパック型オーディオシステム(K社)ウェアラブル(N社、G社)

 

2003

グッドデザイン賞受賞

  • パイプラインスピーカー(PL-12)が開発後まもなくその斬新なデザインが注目となりグッドデザイン賞受賞。
2004

スカイウェーブ埋込平面スピーカーの開発

  • Motor Cycle Audio System (S社)
2004-2007

ANC騒音制御システム

  • ANC騒音制御システムの共同研究開発(FPS、竹中工務店、アイエヌシー)。
2005

モンゴル政府よりエコプロダクト賞受賞

モンゴル国環境省によるエコプロダクツ製品認定を弊社スピーカーが取得しました。

2005-2006

駅スピーカーの開発

  • エスカレータ用平面スピーカーの開発(H社)
  • 駅ホームアナウンス用途平面スピーカーの開発・商品化、JR東日本様首都圏設置導入開始。
2008

車載スピーカー

ニュークラウン車搭載(T社)

2008

世界初ハイブリッドスピーカーの開発

  • 独自の平面スピーカー技術を応用して、薄型振動エキサイタータイプのハイブリッド型スピーカー開発。取り付けた物をスピーカーに変えてしまう革新的なスピーカーが注目され、ヒット。(早稲田大学山崎先生との共同開発)。
2009

世界初シングルラインステレオスピーカーの開発

  • ワンラインステレオ、3Dステレオ実現(早稲田大学,山崎先生との共同開発)。一つのラインで2chステレオ再生スピーカーを開発し、その応用にて極細パイプラインスリムスピーカーPLSシリーズの商品化、ヒット。
2012

岐阜県よりAランク評価証

岐阜県産業経済振興センターによる事業評価Aランク評価。

2012

ものづくり日本大賞 - 特別賞受賞

  • 「高音質な次世代型平面波スピーカーの開発」で、特別賞受賞(製品・技術開発部門)を受賞。
  • 賞の概要:内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」は、 日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきたものづくりを着実に継承し、さらに発展させていくため、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、ものづくりの第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められる方々を顕彰する制度です。
2010-2015

スピーカーユニットの多様化

  • ミドルサイズのスピーカーユニットFPS1010の開発で駅スピーカーの小型化、効率化が進む。
  • 小型FPS0204スピーカーが小型ながらハイレゾ対応音質がヒット。
2015

ハイレゾ対応フリーエッジSP開発

  • ハイレゾ再生可能なフリーエッジ型平面スピーカーFPS0804Wの開発。ヒット。
2014

OMOTENASHIセレクション

  • FPS1010スピーカーユニットが搭載されているスピーカーがOMOTENASHIセレクション受賞しました。
  • 外国人が選ぶクールジャパン製品選定する賞で、㈱ドリームが商品化するTELLERスピーカー(FPS1010M3R3)が選ばれました。
2016

はばたく中小企業受賞

経済産業省中小企業庁主催のはばたく中小企業300社に選ばれました。

2008-現在

国内外大型展示会

様々な展示ショーイベント出場。

  • 人とくるまのテクノロジー展(毎年)
  • 鉄道技術展(毎回)
  • ボートショー
  • 航空宇宙展
  • ナノ技術展
  • 世界一展
  • 海外、CES、ミュージックメッセ等
2006-現在

TV、新聞、雑誌掲載

様々なパブリシティに取り上げられました。

  • NHK海外サイエンスビュー(2回)
  • 夢の扉(2回)
  • WBS(トレたま、技ありニッポンの底力)
  • がっちりマンデー鉄道特集
  • くりびつ、夢CHUBU等
2012

NANO繊維分野

  • 平面スピーカーを開発・製造していた株式会社エフ・ピー・エスが、ナノファイバー吸音断熱材の開発に成功
2013

NANOチタン蒸着高機能光触媒ナノフィルターを開発

  • 静岡県工業技術研究所と、ナノファイバー吸音断熱材の物理的特性の解明、ナノファイバー吸音断熱材製造技術の開発、EV用軽量薄型の吸音断熱材開発に関する共同研究を開始
  • チタン蒸着高機能光触媒ナノフィルターを開発
2014

NANO断熱材開発

  • 農研機構、京都工芸繊維大学と、ビニールハウス用ナノファイバー断熱材の開発、同基材の耐久性・耐候性アップの素材検討・開発に関する共同研究を開始
2015

平成27年度 農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業に採択

(独)農研機構(近中四農研)、静岡県農林技術研究所、京都工芸繊維大学、東京インキ㈱、㈱エフ・ピー・エスのコンソーシアム

2015

ナノマトリックス㈱設立

㈱FPSの新規事業であるナノファイバー事業の今後の拡大のため、FPSとの事業分離を行い、ナノマトリックス㈱を設立。

2016-現在

ナノファイバー量産機納入開始

  • 安定量産装置の納入開始。
2018.7

ナノマトリックス㈱吸収

ナノマトリックス株式会社を平成30年7月5日に吸収合併いたしました。

現在
株式会社エフ・ピー・エス(FPS Inc.)
営業・開発拠点:〒135-0051 東京都江東区枝川2-16-5
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